長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

感覚で判断をしてはならない

 この未曾有の経済状況悪化の中、この時期になると注残の消防車両を完成させるのに現場は殺気立ってくる。特に、工程通りに仕事が進んでいれば、問題点は隠れて見えてこない。
 しかし、一旦工程が遅れ始めると、何故遅れたのか、どこに原因があったのかをしっかり掴んでおかないと、その場をやり過ごして、同じ間違いを再び起こしてしまう。
 今日もあるグループの工程が大きく遅れた為、何故遅れているのか尋ねると、はじめて設計する機構部分を正確に設計できず、現場で現物合わせに頼っていたことが判明した。
 中には当然仕方のないこともある。しかし、どうすればよいかを熟考し、最初にしっかりと時間をかけておけば現場での混乱は極力少なくすることができる。時間がないことは良く分かるが、会社全体で見ればその方が最終的には効率の向上とコストダウンにつながることは明白だ。
 特にマネージャーはこの状況を肯定し、『みんな忙しいから仕方がないです』と言ったり、『これをする為には人がいないから人を入れてください』などと安易に発言してはならない。
 どこに問題があり、何を工夫すればできるようになるか、まずここを脳ミソがねじれるほど考えて欲しい。その結果どうしても、マンパワーが不足するのであれば一考することも出来る。

今日は土曜日にもかかわらず、問題点を点検して、若干フラストレーションを感じたが、夜6時からの、本社防災事業部、総務、経理、経営戦略室の合同忘年会に参加する。
 年初に『今年もよろしく』と挨拶をしていたと思ったら、もう『良いお年を』になってしまった。今年一年の垢落としと、コミュニケーションを取ることができて本当に楽しかった。
 東京ではガス抜きを頻繁に行なえるが、金沢では皆さん車なので決めてやら無いと難しい。こんな機会をもう少し増やしていければと思う。
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