違う角度から見ると・・

　最近テレビを見ると、どのチャンネルでも『１００年に一度の不況』『非正規社員の契約の打ち切り』等とこぞって報道がなされている。一部を切り取ってそれが全てのごとく報道するマスコミの姿勢には非常に違和感を感じる。
　特に『非正規社員契約の打ち切り』の報道は少々過熱しすぎているように思う。『非正規社員の契約の打ち切り』は一方的に企業側が悪のように、報道がなされているが、少々見方を変えれば、一方的に企業側を非難するのは如何なものかと思う。
　私達の企業にも派遣会社の営業マンが営業に訪れるが、その時の営業トークは『企業が忙しい時に一時的に派遣社員を雇用して、そうでなくなったとき契約を解除して固定費の調整を出来るのが派遣社員の良いところです。』等と堂々と仰る。
　弊社ではそれに対して非常に違和感を感じるので派遣社員は一人も雇用してはいない。私達の企業では私達の価値観に合う方々を積極的に雇用し、より良き社会人としてお互いに育って行くことが目的のひとつだ。
　これに派遣社員は上手くマッチしないことが派遣社員を雇用しない理由だ。
　また、派遣労働を選ばれた方々もひとつの企業にずっと雇用されるのではなく、様々な企業に派遣されることでスキルアップすることを目的にしていたり、気軽な雇用形態を自ら煩わしくないと考えて選択されてきた方々も中にはいるだろう。
　すなわちこの雇用形態は誰が選んだのではなく、自らが選んだということを忘れてはならない。また、自分のこれまで歩んできた人生も全て自分が右か左かを選んできたことは間違いないのである。
　原因自分論で考えれば、社会が悪い、会社が悪いと言う前に自分自身を考えてみることが大切だ。原因があり結果がある。運もツキも自分が蒔いた『因』によって、引き寄せられると私は信じている。
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