長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

根っこを見る

 問題が起こると、非常に複雑怪奇な状況に陥っていても、その問題の原因がどこにあるかを冷静に見極めると、比較的単純な原因であることが多いものである。
 枝葉をつまんで議論し始めると、根っこが見えないまま堂々巡りにはまり込んでいく。問題点はどこにあるのか、シンプルに考える。価値判断は『正しいかどうか』である。
 私が金沢市のPTA協議会の会長職に就いていたとき、こんなことがあった。空き家のガラスを割って建物の中に進入した生徒が警察に補導され、保護者が呼び出されたとき『こんなところに空き家を放置した方が悪い』と言って周りを唖然とさせた。
 窓ガラスを割って建物の中に進入したことが問題であって、そこに空き家があったことが問題ではない。問題を摩り替えてはならない。
 私は人としての価値観は何よりも尊いと考えている。正しいことを思い成せば、正しい結果が必ず結実する。結果には必ず原因がある。
 『因果応報』、正しい原因づくりが正しい結果を生むのである。
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