長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

早めに伝えることが相手の為

 仕事の途中でミスに気づいたら、早いタイミングで相手に伝えてあげることが大切だと思う。そうしないと後にさらに大きく修正を迫られるケースが少なくない。
 この様なことをものづくりの世界では度々見かけることがある。例えば工程の中で小さなミスに気づいたとしよう。
 しかし、その工程は担当者がとても苦労していたことを知っていると、ついつい今から修正させると時間も掛かる。そして、さらに担当者が苦労することになるからかわいそう、また、これくらいと考えてしまうのだ。
 しかし、最終的に完成間近になって、そのミスを指摘され修正をすることになると、さらに多くの作業をやり直すことになる。
 担当者に申し訳ない、かわいそう、と思いミスを指摘しなかったことが、実は後にもっと担当者に苦労をかけることになるのだ。
 したがってミスに気づいた時はミスを指摘し、早いタイミングで修正することが本当の思いやりと言える。
 このことは製造現場だけでなく、全てに共通していると思う。
 これに良く似たケースが『叱る』ということである。相手が間違った行動をしているのに、その場を波風を立てないためにやり過ごすと、本人は間違っていないと思ってしまう。そして、同じことを繰り返し最後は取り返しのつかない事態に陥る。
 間違った行動に対しては本気で『叱る』ことが本当の愛情なのである。社会に出てからでは修正が大変だ。
 最近は子供の機嫌を取ったり、子供の顔色を伺う大人を見かけるが本当に子供が可愛ければ子供のうちに正しい価値観を持つように導いていくことが大切だ。それが私たち大人の責任なのである。
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