長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

盲点

 今朝のニュースを見ていると住宅用火災警報器を付けていたにもかかわらず火災の覚知が遅れて亡くなるケースがあると報道されていた。
 石川県のお隣の富山県南砺市では今年の一月に火災で一家五人が亡くなるという痛ましい事故が起こっている。この出火したご自宅には住宅用火災警報機は設置されていた。
 それなのに何故なのだろうと思った。理由は・・
 1.私たちは電子音に囲まれて生活している為、住宅用火災警報器の音を認識できていない。簡単な実験の結果子ども達はご飯が炊けた音と勘違いしていた。→現在では音声式のものが発売されている。
 2.一階にしか警報機が設置されていない場合、一階で発報していても気づくのが遅れ逃げ遅れてしまう。→都道府県の条例に則って取り付けることが大切。
 ひとつ取り付けただけで『取り付けたとは言えない』。また、大きな家では出火場所で発報していても気づきにくい。→現在では全鳴動式といって、ひとつが発報すると全ての感知器が発報するものが出始めている。
 私たちは住宅用火災警報器の普及を積極的に行ってきたが、ただ、『取り付けてください』と言うだけではなく、効果的な取り付け方法や、条例の要件を満たしていても、必要と思えば積極的に提案しなければならないことを再認識した。
 痛ましい火災事故が起こらないように高い使命感を持ってこれからも活動していきたい。
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