長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

今が幸せだということに気付きなさい

 『今が幸せだということに気付きなさい』先日、ある会合でご一緒した、戦前生まれの方が仰ったことばである。
 『最近、口を開けば不景気と皆さん仰るが、こうして今ここに生きていられることがどれだけ幸せか気付きなさい』『私たちが生きた時代は今とは大きく違うから、単純に比較は出来ないけれど、あの頃は生きることそのものが難しい時代だった。』
 『結婚して、自分の子どもがまだ奥さんのお腹の中にいるのに戦地に赴き、帰ってこれなかった人が何人いたことか。』『10代後半で戦地に散った若者が何人いたことか。』『国の未来を信じて敵艦に突っ込み帰ることができなかった人たちが何人いたことか。』
 『当然、現代と昔は状況が全く違うから単純に比較が出来ないことは承知しています。でも、何を言っても本当にそんな時代だったのです。』
 今は確かに不景気だけれど鉄砲の弾は飛んでこない。とりあえず雨露をしのぐことも出来る。豊かではないかもしれないけれど、ご飯も最低限食べられる。道路に亡くなった方が横たわってもいない。
 しかし、そんな日本の戦中の状況が今でも世界のあちこちで起こっていることも事実だ。彼らから見ればこの不況下の日本が本当に幸せに見えるのかも知れない。
 私たちは今が幸せなんだということに気付いた時、本当の意味で全てに感謝し、がんばることができるのかも知れない。
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