長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

トラブルをその場で解決して終わっていないか。

 製造工程内でトラブルが発生した場合、当然工程をストップさせることは出来ないので即対処することは正しいことであるが、対処しただけで終わっていないだろうか。
 大切なことはトラブルが起こった原因を正しく突き止め(五段階掘り下げて考える。何故・何故・何故・・・)そして、恒久的に再発を防止することが大切だ。
 それを、現場で対処して終わってしまっていては、同じ間違いを繰り返してしまう。私たちの企業の弱点はこんな所にもあった。基本的に個人の技術レベルは非常に高いため、何かトラブルが発生してもその場で瞬時に判断して解決してしまう。
 しかし、その情報が水平展開されることが少ないので、他の製造チームでも同じ事を繰り返してしまうことが少なくない。
 これではいけない、発生した工程内クレームやトラブルは必ず、全ての製造チームが共有化しなくてはならない。これまでは完成した車両が非常にレベルが高いためこのような部分が工程内にあることにすら気づかなかった。
 一歩一歩だが確実に進歩していることは間違いない。最終的にはお客様に感動を与えられる様な車両を製造することが目標だ。社員の皆さんの努力に感謝したい。
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