長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

国家の品位

 第二次世界大戦末期、当時のアメリカ大統領フランクリンルーズベルトが急逝したことはご存知だろう。
 このときナチスドイツのアドルフ・ヒトラーは『ルーズベルトは今次の戦争を第二次世界大戦に拡大させた扇動者であり、さらに最大の対立者であるソ連を強固にした大統領として史上最悪な戦争犯罪者として歴史に残るだろう』と徹底的に罵倒した。
 しかし、時の鈴木内閣の鈴木首相は『深い哀悼の意をアメリカ国民に送る』という声明を発表した。当時のスイスの新聞バーゼル報知は『敵国の元首の死に哀悼の意を捧げた日本の首相の心ばえは誠に立派である。これこそ日本武士道の発露であろう』と讃辞を発表したという。
 そこには間違いなく日本の武士道精神があったのだと私は思う。
 今は法律に抵触さえしなければ何をしても良いという風潮がある。法律は人が人として最低限守らなければならないことを書いてあるものでこれが行動規範ではないと私は考えている。
 あくまでも行動規範とは人としての倫理観が根幹であることが正しいと思う。成熟した人間として倫理観を規範としてればリーマンショックも無かったのかもしれない。
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