長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

正しく考えよう

 『良い考え方の癖は人生を豊かにする』と以前お話させて頂いたことがある。ではどのような考え方の癖が人生を豊かにしてくれるのだろう。
 今、私たちの目の前に起こる現象はその場にいる全ての人に同じはずだ。しかし、感じ方は全ての人が同じではない。何が良くて、何が悪いかを言っているのではなく、どう感じるかが大切なのである。
 先日、私が所属する地元小学校のPTAである問題が持ち上がった。そこで全校の保護者を対象にアンケートをとって見た。結果は約半数の人が賛成で半数の人が反対又は改善の余地あり、の回答だった。
 そこで、その改善の方向性を探り、ひとつの結論を導き出したのだが、反対を表明していた保護者はその結論に対して『私が言ったことと違う』『私や私の子どもはどうなるのか』と言い始めたのである。
 問題はここにある。自分個人の意見が通らない事が納得できないと感じるのは気持ちとしては理解できないでもないが、大切なことは全体がどうなのかという視点から発言することの大切さである。
 子ども達全体としてどうなのか。学校としてどうなのか。会社としてどうなのか。社会としてどうなのか。国としてどうなのか。という視点が集団で生活している以上はとても大切だ。
 自分中心の考え方はよろしくない。またそれが声の大きな人なら、さらによろしくない。今、世の中の風潮は正しいかどうかの価値判断から、声が大きな人の意見に流れる傾向にある。
 それが正しければ良いのだが、そうでない場合は価値判断にずれが生じることになる。目の前で起こったことは『誰が悪い・・ではなくどうすれば良いか』『自分が・・ではなく全体ではどうか』という大人の視点が必要なのである。
 正しい視点は正しい考え方を育み、正しい考え方は正しい行動を生む。そして、それを正しく理解してくれる人たちがその人の人生を豊かにしてくれると私は信じている。
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