引かないところは引かない

　『引かないところは引かない』・・分かっていたが本当の意味で認識していなかった様に思う。
　一緒に事業を立ち上げた新会社の社長さんが今日訪ねてこられた。会話の内容は殆どが雑談だがその中に学ぶべき点が沢山ある。
　これまで私たちとは違う立場で仕事をしてこられた方だが、どのような世界であろうと普遍の考え方があることに気づかせて頂いたように思う。
　リーダーの言動、姿勢は今後、自分の後に続く人たちをつくって行く。どんな場面でも自分が正しきことを正しく行っているという自信があるなら圧力に屈せず『引かないところは引かない』という姿勢を見せることは大切なことである。
　部下はそれを良く見ている。ある意味、上司の価値判断基準が部下の価値判断基準になってくると言えるのではないかと思う。だから自分の部下の価値判断基準は自分の鏡なのかもしれない。
　部下の言動に不満を言う前に自分自身はどうなのかを心に尋ねてみよう。
　人間は常に選択の連続で毎日を過ごしている。『判断』と言うと大げさに聞こえるかもしれないが、小さな『判断』の連続が自分の未来を、そして周りの未来をつくり上げていく。
　自分の『姿勢』は周りに影響を与えている。そう考えた時、今の自分の姿勢は自分に誇れるだろうか。失敗をすることもある。そんな時は素直に過ちを認め言い訳を探さず、原因を探すこと。
　そんな姿勢も周りは自分の思っている以上に見ているものなのだ。今日は大きな気づきを頂いたように思う。
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