長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

激励


 石川県消防操法大会に向けて、各出場隊の皆さんは連日、訓練に励んでいる。消防団員のほとんどは日中仕事をしながら消防団活動を行っておられる。
 県大会までの間は連夜、休日を惜しんで激しい訓練が行われる。これは、出場隊ご本人だけではなく、指導をしてくださる常備消防の皆さん、当番制でサポートをしてくださる出場することはない第一、第二、第三消防団の皆さん、裏で支えてくださる地域の方々、そして何よりもご家族の理解がなければ到底成し遂げることが出来ない。
 今日は金沢市消防団の皆さんの激励に訓練所に伺った。18時すぎから仕事を終えられた出場隊の選手の皆さんが集まってこられる。

 何度か規律訓練を行った後、実際に送水を行った訓練が行われた。金沢市の場合、市の大会までは通称『空操法』といわれる実際に送水を行わない訓練が行われている。
 水を出す、出さないで大きな違いはないと思われる方々もいらっしゃると思うが、実はこれが全く違うのである。消防車で自然水利を使った送水を行うということは、吸水と送水のバランスを取って送水する『送水技術』が重要になってくる。
 水を吸い上げて、ただスロットルを回せばすばやい送水を行えるわけではないのだ。簡単に言えば入ってくる水の量以上にポンプを回転させて水を送ろうとしても『キャビテーション』(減圧沸騰)が発生し、すばやい送水が出来なくなってしまう。
 『送水技術』が全てではないがこの技術はとても大切なものの一つであることは間違いない。したがって環境が許されるのならば私は実際に水を送水する『水出し操法』を行うことでより実践に近い訓練が出来ると思う。
 様々な問題点はあることは十分に理解しているがこれからの金沢市消防団に期待したいと思う。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ 人気ブログランキングへ