長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

富屋食堂


 皆さんは特攻秘話のひとつである『ほたる』をご存知だろうか。富屋食堂がその舞台となった。
 富屋食堂は当時軍指定の食堂で多くの特攻隊員が出撃するまでの期間をこの食堂に集まってきて過ごしたという。
 『ほたる』は以前本で読んだこともあり、今回この舞台となった富屋食堂に行くことが出来たことに言い表しようのない気持ちが湧き上がってきた。
 『ほたる』は特攻隊員の宮川三郎軍曹と島濱トメさんとの特攻秘話のひとつだ。
 宮川三郎軍曹は出撃の前夜私のところに挨拶に来られ、『明日わたしは沖縄に行き、敵艦をやっつけてくるから、帰って来た時は宮川帰って来たかと喜んでください』と言うので、『どんなにして帰ってくるの』と尋ねたら『ホタルになって帰ってくる』と言うのです。・・・
 そしたら約束の時間に本当にホタルがやってきたんです。一匹の大きなホタルがやってきて白い花にとまったのです。・・・
 これは島濱トメさんが語った実話である。
 昨日も書いたが特攻を美化してはならないと思うし、戦争も二度とおこしてはならない。しかし、純粋に日本の勝利を信じ征った多くの若者の犠牲の下に私達の今があることも事実だ。
 私たちは歴史から学び、今の時代の中でこれからの子どもたちのために日本という国を残していく使命がある。それは大げさなことではなく私たちの出来る小さなことを積み重ねていくことがそれに通じると信じている。
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