長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

石川県消防操法大会


 梅雨空から、しとしとと雨が落ちてくる。一時的に強く降り出す場面もあり、今日の石川県消防操法大会のコンディションが気になるところだ。
 八時過ぎに会場に到着すると、もう駐車場は満車状態だ。能登から加賀まで石川県内の消防職員、分団員が石川県消防学校に集結した。
 やはりコンディションは最悪で、地面には水溜りが出来ている。ホースの転長とスリップには注意が必要だ。
 しかし、何ヶ月もの訓練に耐えてきた選手の皆さんはこんなコンディションにもかかわらず全く動じない。さすがである。通常ここまで雨が降ればどんな大会でも中止になるところだが、消防の大会は雨などものともせず開催される。


 会場には一種独特の緊張感が漂っている。私にはこの緊張感がとても心地よい。当然訓練大会ではあるが勝敗がかかっているので選手の皆さんの集中力は相当なものだ。
 選手の皆さんはこの日の為に、仕事が終わってから厳しい訓練に耐えてきた。そして、それをサポートする出場隊以外の分団の皆さんや指導を担当される消防職員の皆さん、地域の方々、そして何よりもご家族の皆さんの理解がなければ成り立たない。
 本当に頭が下がる思いである。先ほども記したが勝敗がかかってはいるが、この大会はあくまでも訓練大会だ。したがって大会の為に、培われたこの技術は仮に成績は振るわなくとも、参加された分団員の皆さんの技術が向上し、実践の活動に生かされることは間違いのないことだ。
 私たちメーカーは訓練大会に参加し、分団員の皆さんの声に耳を傾け、小さなことでも真摯に対応することでノウハウを蓄積し、より良い車両づくりに生かすことが出来る。
 そういう意味では私たちにとっても一年に一度の大切な日なのである。
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