長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

人財・人材・人罪

 二日間会社を空けていたので今朝は書類の処理に時間を要してしまった。月曜日の朝の早朝会を今日の朝に延期してもらい、各部門からの報告を聞く。
 ほとんど問題がないような報告だったが、事業を行なっていて問題がないなどありえない。一部分のトラブルを報告するのではなく、部門長は部門全体を捉えて欲しい。部門売上げが十億を越えれば立派な会社と同じだ。
 人の成長なくして企業の成長はない。
 先日、共同で事業を行なっている社長さんがお越しになり、打合せをした際、雑談のなかで、貴重な気づきを頂いた。
 最近はきっと私を育ててくれているのかも知れないと勝手に思っている。ありがたいことだ。
 人には『人財・人材・人罪』の三つの『ざい』がある。最初の『財』は会社にとって財産になり、次の材は会社を運営していく為の『材』として、最後は会社にマイナスをもたらす『罪』である、と仰られた。
 以前から2・6・2の法則という話を聞いていたが、なるほどここで繋がったと思った。最初の2割は会社に貢献し会社を引っ張っていく。6割は会社運営には欠かせない。最後の2割は会社や組織に悪影響を及ぼす。
 この比率はどんな組織でもほぼ変わらないという。ポジティブに捉えれば、会社は精鋭だけでは成り立たない、様々な人が集まって組織になる。すばらしい人がいればそうでもない人もいる。でも全てが組織には必要なのかもしれない。
 『塔組みは 木組み、木組みは 木のくせ組み、木のくせ組みは 人組み、人組みは 人の心組み、人の心組みは 棟梁の工人への思いやり 工人の非を責めず、己れの不徳を思え』
 法隆寺の西岡棟梁の言葉を思い出す。
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