長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

岐阜県防災ヘリ墜落に思う


 岐阜県北アルプス奥穂高岳近くの山中で岐阜県の防災ヘリが墜落した。
 防災ヘリは山中で動けなくなった登山者を救助に向かい、救助隊員二名を降ろした後、リヤのローターが岩肌に接触し墜落したとのことだった。
 私は何時も、消防隊員の殉職のニュースを見ると胸が張り裂けそうになる。私たちは、常に崇高な使命感の下『人の命を救う為に自分の命を懸ける』彼らの為に消防車両をつくることができることを誇りに思ってきた。
 だから、そんな彼らが命を落とす度に、なんとも言えない気持ちになる。ある時『人の命を救う為に自分の命を懸ける』という解釈は正しいのでしょうか、とある消防士に尋ねたことがある。
 その時彼は『正しくもあり、そうでないとも言える』と答えてくれた。彼は続けてこう話してくれた。『人の命を救うことに私たちは最大限の安全を確保して臨む。自分の命と隊員の命を守ることが出来なかったら人の命を救うことは出来ない。だから自分の命と引き換えに人の命を救う、という意味ではないと個人的に思っている。』
 それはとても正しいことだと私は思った。
 今回殉職された関係者のご冥福を心からお祈りし、残されたご家族に哀悼の意を捧げたいと思う。
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