数字で報告しているか
弊社でたまに飛び交う会話に、『この部門は現在のマンパワーでは人が足りません。』『どう考えても人が足りません』『これでは時間が足りず工数に入りきりません』など曖昧な会話が耳に付く。
『じゃあ、実際にどれくらいのマンパワーが足りないの?』『どれだけの人がたりないの?』『どれだけの工数が足りないの?』と聞くとハッキリとした答えが返ってこない。
たぶん、どこにでもあることなのだろうが、感覚で状況を捉えていることが原因だろう。
もしマンパワーが足りないのであれば、『現在の工程から考えて、0.5人足りません。』など、数字で報告することが大切だ。
工数においても、『残りの工数は400時間なので今のままでは850時間の車両の製造は出来ません。』と言われれば分かりやすく、次の対処もやり易い。
但し、これには先ずは『工夫』ありきであることを忘れてはならない。このままの現状では言う通りかもしれないが、先ずはどうすれば今のマンパワーで仕事が出来るか、もっと工数を短縮できないか、『工夫』してみることが大切だ。
歩いて一時間かかる所を五分短縮することは早足で歩けばよいが、三十分短縮する時は根本的に発想を変えなければうまく行かない。
『数字で捉える』ことと『工夫』することはとても大切なことだ。半年後には数字で会話が出来るところまで何としても持っていきたい。
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