長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

高知県消防操法大会優勝!

 先日の日曜日、国際ロータリー2610地区の地区大会懇親会の最中に、高知県で代理店をお願いしている会社の社長さんからお電話を頂いた。
 周りが盛り上がっていた為、着信に気付かず、また、日曜日の18時過ぎだった為、何かトラブルでも起こったのかと思い、急いで電話をすると、私たちが製造した消防車が高知県消防操法大会で優勝したという内容だった。
 今年は滋賀県消防操法大会でもワン・ツー・フィニッシュをすることが出来、また、地元石川県大会でも優勝することが出来た。
 当然、消防操法大会は安全にそしてスピーディーに放水までの一連の動作の正確さ競う為、出場した消防分団員の皆さんの努力が全てではあるが、やはりメーカーとしてはうれしい限りだ。
 特に高知県大会では私たちの製造した車両は一台だけだった為、確率的には優勝は一番低かったはずだ。しかし、『いの町消防団』の皆さんはそれをものともせず訓練の成果を示してくださった。
 私たちは、ものづくりはひとつの理念に基づいて行われることが大切だと考えてきた。私たちの考え方の『根っこ』は『人の命を救う為に自分の命を懸ける人たちの為に』消防車をつくることである。
 ともすれば、現在の製造業はそれよりもコストを優先しているように思うことがたまにある。
 当然、利益を上げることは正しいことであり、それが無ければ企業は持続発展することができない。しかし、それを得る為に自分達の理念に沿わないものをつくる羽目になるのなら、私たちの存在価値はそこには無い。
 私たちはお客様の為にものづくりをすることの根本にあるものは『おもいやり』の心であると信じている。だからこそ使う人のことを考えてものづくりが出来るのだ。
 今回、『いの町消防団』の皆さんの為に専用設計された車両は高知県消防操法大会優勝というかたちで答えてくれた。長い間訓練に励まれた分団員の皆さんに敬意を表し、それに答えられる消防車をつくってくれた車両事業部の皆さんに感謝を申し上げたい。
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