長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

公民館文化祭と豊かな心を育む県民大会


 今朝はこの秋一番の冷え込みで外は刺すような冷たさだった。
 今日は九時半から地元、森山校下の公民館文化祭が開催される為出席する。
 伊藤公民館館長と上田連合町会長さんの祝辞の後、公民館活動に尽力された方々が表彰された。外ではもぎ店が出ていた。今日は寒いので暖かいうどんやおでんが人気のようだ。
 お昼からは石川県教育委員会主催の豊かな心を育む県民大会に出席する。この大会は学校、家庭、地域全体で子ども達を育てる為の環境整備に向けて行われるもので、オープニングでは羽咋こども琴教室の子ども達による琴の演奏が行われ、続いて心の教育推進に功績のあった方々の表彰が行われた。
 その後『親子の手紙』で最優秀に選ばれた親子の表彰と手紙の朗読が行われた。私も審査委員として賞の選定に係わらせて頂いたが、家族の絆を改めて考えさせてくれる良い事業だったと思う。


 講演は茨城大学生涯学習教育センター准教授の長谷川幸介氏による『地域・家庭・学校の3つの力と子どもの社会化』という演題でお話をお聞きした。
 長谷川氏は講演の中で調査結果を元に『あなたにとっての家族とは何ですか』という調査を29年間ずっと続けてこられ、昔は『あなたにとって家族とは・・』の問いに88%の人が親子三世代(祖父母、父母、子ども)を家族と答えたが今ではそう答えるのは17%しかいないと仰っておられた。
 その昔、祖父母から孫へ大切な事を伝える仕組みが三世代同居の中にあり、これを『隔世遺伝』といった。昔もやはり両親は働くことが優先されていたので、家庭の中で大切な道徳観や価値観を祖父母が伝えるという仕組みが出来ていた。
 しかし、現在では核家族化が進みその仕組み自体が破壊されてしまった。本来なら私たちが伝えるべき大切な事を、忙しさにかまけて忘れて来たのではないかと猛省した。
 『社会でも学校でも引算され、家庭でも引算されては子ども達はたまらない。家庭は足算して自己肯定できる場所でなくてはならない。』という言葉が深く胸に残った。
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