長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

皆がゴミを拾う会社

 先日、ある企業を訪問した際に前から歩いてきた社員が廊下に落ちていたゴミを当たり前のようにスッとしゃがんで拾う姿を見た。
 案内してくれている、女性社員に『この会社では敷地内や廊下に落ちているゴミを社員の皆さんが拾われるのですね』と言うと、『最初はそうではなかったのですが、社長自ら率先されて、今では社員皆がようやく拾うようになったのです』と仰られた。
 『でもここまで来るので五年以上はかかった様に思いますけれど』と付け加えられた。
 家の廊下にゴミが落ちていれば多分どんな人でもそれを拾うと思う。家の玄関先ではどうだろうか。では家から離れた道路に落ちていたらどうするだろう。
 会社の敷地内のゴミは?会社の中に落ちているゴミはどうだろう。私たちはこれが出来ている会社はとても信用できると思っている。
 何故なら、正しい倫理観のある社員がいらっしゃる企業では仕事の内容にも必ずそれが反映されるものだ。
 私たちの企業ではどうだろう。残念ながら全ての社員の皆さんが出来ているとは言い難い。でも中には当たり前のように拾ってくれる社員の皆さんがいることも確かである。
 ゴミを拾わないということは、拾わないそのものの行動が問題なのではなくゴミを拾わない行動をさせている背景(社風)に根深いものがあることが多いのだ。
 たまたま、ゴミを拾わないという行動に現れているだけの事で一事が万事である。先ずは私たちがやり続けることが大切である。
 『子どもは親の言う通りには育たない。親のやっている通りに育つものだ』社会でも同じことである。
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