長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

大人の正しい価値観


 今日は森山町小学校において石原多賀子前金沢市教育長をお迎えして講演会を開催した。
 石原前教育長とは私が金沢市PTA協議会のお役をさせて頂いた時、大変お世話になった。また、金沢市子ども条例改正や地方分権型教育推進会議など様々な会議でもご一緒させて頂いた。
 当時は何とか一般の保護者の方にも石原教育長のお話を聞いて頂けるチャンスが無いものか模索したが、さすがに現職の教育長をいち単位PTAにお呼びすることは難しく、実現させることは出来なかった。
 しかし、昨年教育長を任期満了で退職され、現在は北陸大学未来想像学科の教授をされておられることを知り、今回の講演をお願いした次第である。
 十七年半教育長をお努めになられ、その間、中国を始め様々な国の教育を目の当たりにされ、グローバルな視点から様々な政策を実行してこられた。

 特に家庭教育に関する考え方は価値観に共通するところがとても多い。
 今日のお話の中でも大人がぶれない価値観を持つことの大切さや、正しいことを正しく行う価値観、ならぬ事はならぬと言える勇気を今の大人が毅然とした態度で子ども達に示すことが大切であることを再確認した。
 また、今の子ども達には『過同調』(自己を抑圧して過度に集団や周囲に同調すること。)の傾向が強く、『つながり』に脅迫されているようだ。
 『つながっている』ことが子ども達の大きな価値観になっている、と仰っていたのを聞き、今の大人社会で起こっている現象につながっていることに気づいた。
 ともかく大人が『損得』『好き嫌い』で価値判断をしている限り、子ども達はそこから『価値観』を学び、いくら大人が正しいことを説いてもそれを実行することはありえない。
 また、私たち大人の世界で、声の大きな一部の人の周りに同調して群れているようでは子ども達がまともに『価値観』を学べるはずが無い。
 先ずは私たち大人が一本筋を通し、『原因自分論』で物事を考え、正しきことを正しく行うことが何よりも大切なのである。
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