長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

変えないためには変わり続けることが大切だ。

 今朝は体調もほぼ元に戻ったようだ。エネルギーが不完全燃焼している感じがするので、兼六園に散歩に出掛ける。朝の兼六園はとても清々しく、観光客もまばらである。
 兼六園は延宝4年(1676年)に加賀藩の庭園として五代藩主前田綱紀が「蓮池亭(れんちてい)」を造ったことに端を発する。333年前に造られたものが現代に受け継がれてきた。この場所を300年以上も前の人々が歩いていたのかと思うと不思議な気がする。

 この世の中にあるものは常に変化をしているものと、時を経ても変わらないものがある。
 私たちの企業の中で変わらないものは創業の理念、ものづくりの哲学,、そしてお客様の為に専用設計車両をつくり出すことに他ならない。
 変えてはならないものを変えない為に私たちは変わり続けることが大切だと考えている。
 現在の消防車両は要求される技術レベルが非常に高いものが多くなってきている。その反面、非常に厳しいコストを要求されるという相反する状況が少なくない。
 その中で『人の命を救う為に自分の命をかける人の為に』専用設計車両をつくり出すことは困難を極める。この状況の中で同じ事を繰り返すことは許されないのだ。
 同じ事を繰り返すということは、一見現状維持に見えるかもしれないが、現状維持は基本的にはありえない。周りはもっと速い速度で変化しているから相対的には後退していると言えるだろう。
 そして何時かはお客様の非常に高度な要求レベルに答えられなくなることを示している。
 変えてはならないものを変えない為には、その環境に応じて変わり続けること、そしてそれが進化していくと言うことに他ならないのではないだろうか。
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