緊張感
今日は定例の車両事業部の朝礼に出席する為に高柳工場に向かう。
現在、一部、社外外注に工場内で作業をしてもらっているのだが、彼らは私が工場に到着する頃には現在製造中の車両の周りに集まって真剣な顔で何やら段取りの打ち合わせをしている。
仕事が始まる前に作業手順や出来上がりの状態について、メンバー同士コミニケーションをとっている様だ。
したがって朝礼後、作業にかかるまでの時間がとても短い。
自分達の製造のスピードが熟練したメンバーよりも劣ることに対してどうすれば対応できるかを考えているのだ。
本来は始業のベルで準備をするのではなく、始業のベルと共に作業が開始できる様、事前に段取りをしておくことが正しい。
ここに工程に対する緊張感の違いが見えるような気がしてならない。良い意味で熟練したメンバーは段取りを読むことが出来る。
すなわち時間を読むことが出来るのだ。しかし、これは見方を変えれば、どうすればお客さまの視点に立ったものづくりを達成しながら、工数を減らし、効率よく仕事が出来るかを考えず、自分の器の中で仕事を進めてしまう為、改善につながり難い。
しかし、まだ熟練に至らないメンバーは常に熟練したメンバーを目標に、工夫するので改善点が明確になってくるのだ。
日々の努力は小さなものかもしれない、しかし後に大きな差になってくることは火を見るよりも明らかなのである。
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