長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

1+1は2ではない。

 今日は朝から会社の大掃除である。一年の埃を払い、日頃掃除ができないところまで、社員全員で念入りに清掃した。
 2Sがしっかりできていれば、ここまでゴミが出るはずもなく、深く反省した次第である。会社のショーウインドウもきれいに水洗いをしてくれたので、見違えるように綺麗になった。
 皆さん、本当にお疲れ様。
 お昼は食事に出かけたのだが、オーダーしたものがなかなか出てこない。何時もならすんなりと出てくるのに、と思いながら待つが出てこない。
 後から、席についたほかのお客様が先に出てくる始末で、こうなると、どうなっているのだろうと思ってしまった。
 お店の人に『まだでしょうか』と尋ねるがそっけない返事でどうなっているかの返答すらない。イライラしてもしょうがないので、お店の人の動きを観察していると、二名いるウエイトレスの内、一人はまったく機能していないことに気づいた。
 新人なのだろうか?お店の中をうろうろしているだけでなのである。もう一人は、そのフォローに手間がかかってしまい、自分の仕事がうまくできていない様子だった。
 これでは二名の人間の生産性は0.5〜0.8人位に落ちているように感じた。
 普通はベテラン同士の組み合わせなら1+1は2にも3にもなるものだが、一人が一人以下の生産性しか発揮できなければ、その他の人がそれをカバーするので、そのカバーする人の生産性も落ちてしまう。
 したがって1+1が0.8となってしまっている。最後はオーナーシェフまで出て来られて、時間がかかってしまったことを詫びてくれた。お店は忙しいのに、ここでもオーナーシェフの手を煩わせていることになる。
 よく考えると、このようなことが社内の身近なところで起こっている。伝達事項が伝達されない。指示されたことが実行されない。そのフォローに他部門が動くことで他部門の生産性が低下してしまい、ひいては全社の生産性にも影響する。
 人のことはよく見えるが、自社のことは見えないものだと痛感したのである。来年はさらに飛躍できるよう頑張って行きたい。
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