長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

意思決定には想像力が欠かせない

 意思決定をする時に大切なことのひとつに『想像力』がある。ある判断を求められた時に、この先どうなるかを予測する能力ともいえる。
 『この案件は採算が取れません』という事はそれを判断するだけの資料があれば誰でもわかる事だ。大切なことは『想像力』を働かせ、さまざまな方面から検討を加えることである。
 市場に対する影響力はあるのか、瞬間を摘まめば、不採算かもしれないが、その他のことで採算が合うのではないか、技術的な進歩が見込めるか、他部門への影響はどうか等、マネージャーは想像力を総動員して考えることが必要だ。
 今日は新年度になって初めての社長報告会が開催され、各場所から場所長が参集してくれた。
 全体的にいえる事だが、どうしても発想が『部分最適』になりやすい。部門間ならまだ話も分からないでもないが、部門の中で『部分最適』の話をされると、どうなっているのかと思ってしまう。
 そこにマネージャーの想像力が発揮されれば、『部分最適』ではなく『全体最適』を目指すことの大切さが理解できるはずだ。
 私たちが目指すところはまだはるか彼方にある。
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