長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

金沢市消防出初式と成人式

 今日は金沢城公園で金沢市消防出初式が行われた。これまで6日に行われていたのだが、確か四年ほど前から、正月三箇日が終わった最初の日曜日と定められた。
 消防団員に会社員の方々が増えたことにより、なかなか出初式といっても平日の参加が難しくなって来たからと聞いた。

 出初式の由来は以前にもご紹介したことがあるが、今から約340年前、江戸明暦の大火(明暦3)は江戸の町に壊滅的なダメージを与え、それを機に時の老中稲葉伊代守正則が江戸の定火消しを率いて、1659年1月4日、上野東照宮前で『出初』を行ったことが由来とされている。
 常火消しの他、町火消し(今の分団に当たるものだと思う)にも定火消の『出初』をまねる習わしが伝わった。
 町火消しは定火消の『出初』と区別して『初出』と称したのである。そして、1月4日に木遣歌を歌い、はしご登りなどを、それぞれの48組の町内で行った。現在は様々な都合から本来の1月4日に出初式『初出』を行うところは非常に少なくなり、それぞれの事情で4日以外に開催されることが多くなったが、その由来を忘れないでいたいと思うのである。

 今日は10時に金沢城公園に1300名の消防団員が参集し、市長観閲、式典の後、加賀鳶はしご登りと裸放水が披露された。
 昨年は裸放水を写真に収めようと放水の真下で撮影したので、水をしこたま被り、カメラが故障してしまった。
 苦い経験から今年は傘を差して望んだが、放水の水が地面から跳ね上がり、結局ずぶ濡れになったのである。
 何時も、出初式に立ち合う時、この仕事に携わっていて良かったと思う。出初式は私たちの誇りと使命感を確認できる良い機会である。

 出初式の後、地元森山校下の成人式に出席する為に金沢都ホテルに向かう。PTAのお世話をさせて頂いて、今年で15年になる。
 今年の新成人は私がPTA会長になった年、卒業した皆さんだ。あどけなさ、がどこにもなく、皆さん大きく、立派になられた。月日は人の姿を変えるが、良い意味で中身はもっと変化していたいと思うのである。
 成人の皆さんは恩師とつのる話があるのだろう、とても楽しそうだった。こんな時、先生という職業が素晴らしいものだと痛感する。
 今日はこの後、地元、森山分団の新年会である。完全にオーバーカロリーになりそうだ。万葉の里マラソンまでに5kgの減量が待っているのである。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ