長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

社員が育つ社風の構築を

 先日からの雪は金沢市内にかなりの積雪をもたらした。昨日、今日と気温は15℃以上になり、降った雪も殆ど解けてしまった。
 今日は車両事業部の朝礼に出るために、高柳工場へ向かう。工場を巡回していると、先日の雪で廃棄物置き場が雪に埋もれてしまい、ゴミが雪の上に捨てられていたという情報が耳に入ってきた。
 廃棄物置き場には風などで廃棄物が散らばらないように、網をかけてある。雪が積もっていたから、といってその上からゴミを捨てるというのは問題だ。
 小さなことかもしれないが、ゴミを雪の上から捨てたというのはゴミを捨てるという現象として現れただけで、その背景には『面倒な事はしたくない。』という意識が働いている事は間違いない。
 この面倒な事はやらない、人が見ていないから良いだろう、という考え方はとても大きな問題だと思っている。
 自分の好きなことだけを行い、面倒な事は行わない、という風土の中で人が育つことはありえない。自ら人の嫌がることを行なえる風土の中でこそ人は育つ。
 これはスキル等の問題ではない。もっと根っこの問題なのである。私たちは何としてもこの風土を良い方向へ発展させ、人が育つ風土を構築していく事を目指す。それが、できればその先はたやすいのである。
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