長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

パスタの隠し味


 私はパスタが大好きだ。毎日食べても、食べ飽きない。しかし、炭水化物の最たるものなので、食べ過ぎないように気をつけている。
 最近はあまり自分では作らなくなったが、昔は本当に良く作った。手の込んだものではなく、ペペロンチーノを良くつくった。これはとても簡単でシンプルで美味しい。
 以前、東京で仕事をしていた時、職場の直ぐ近くに、家族で経営していた、小さなパスタ専門店があった。種類は豊富ではなかったが、本当に美味しかった。
 同じパスタの麺なのに、自分が作ったものとは味が全然違うのである。いつもカウンターに座って作り方と、使っている調味料を見ていた。ある時、仕上げにスプーン一杯の粉状の調味料をかけていることに気付いたので、『それなんですか?』と尋ねると『魔法の調味料』と言って教えてくれなかった。
 会社が引越しで、天王洲アイルに行くことになり、そのお店には通えなくなった。最後の日『あの調味料は何か教えてください』と言うとマスターは耳元で『実は昆布茶なんだ』と教えてくれた。
 早速家に帰って、昆布茶を加減しながら入れると抜群に美味しくなったのである。試した中で、一番美味しくなったのは、伊藤園の昆布茶だった。今は味付けには、にんにく、オリーブオイル、昆布茶しか使わない。塩も昆布茶の塩味で十分だ。
 少々、邪道かも知れないが是非、お試しいただきたい。
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