上手く伝わらない

　会社はひとつの部門だけが、優れていても成り立たないことは誰もが知るところだと思う。しかし、それを知っていても身に染みていない事の方が多いように感じる。
　以前から何度か記している様に、会社の仕事は、どれもすべて自分の（会社の）仕事なのである。しかし、その仕事量から考えても一人で出来る仕事は限られてくる。
　そこで、役割分担を行い、効率良く仕事が行えるようにしているのである。したがって、全ての仕事は自分の（会社の）仕事だということが理解できると思う。
　それを勘違いし、自分の役割以外は自分の仕事ではない、と思っている人が少なくない。それぞれの部門で、一生懸命自らの役割を果たしていることは十分理解している。
　だからこそ、他部門が困っているときは率先して、応援する姿勢が欲しい。それが出来ると全てが連鎖し、さらに効率が高くなり、仕事を全体でやり遂げるという雰囲気が出来てくる。
　他部門を批判するのではなく、応援することが正しい。また、一つひとつの仕事は全てが重要であり、付加価値の高低はあろうが、必要なものばかりである。
　だからこそ、どれを取っても緊張感を持って仕事を進めて欲しいのである。これは、やらなくとも、大丈夫だろうという甘い考えは、後々大きな影響を与えることを知って欲しい。仕事は全てが繋がっているのである。