長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

小さな目標を定めよ

 過去から行なってきた仕事のやり方はなかなか変えられないものだ。特に仕事のやり方におかしいと感じながらも、これまでこのやり方だったので、という理由でそれを続けてしまうことが少なくない。
 それを繰り返していくと、おかしいという事すら分からなくなってくる。だから、常に仕事は現状否定を行い、これで良いのだろうか、と考えることが大切なのである。
 私たちの企業にもその様な状態が散見される。多分、現場の要であるグループリーダークラスも、これまで連綿と行なってきたことに疑問を持たず、作業をして来たのだろう。
 中途入社してきた人にすれば、誠におかしいと感じるのだが、グループリーダークラスがおかしくないと思っていることが、修正されるはずがない。
 私たちも、その部分が見えない為、その現象を確認するまで大変な時間を要することが少なくないのだ。それを正す為には、これまでどうだったかではなく、何が正しいかという視点で工程を見直していく必要がある。
 そのきっかけは大げさなことではない。早朝のグループリーダーミーティングの後、何の打合せも無く仕事にかかるのではなく、2分間でいい、必ずグループのメンバーと当日の作業の目標(今日は何時までに、どこまでやるのか等)をグループのメンバーに明確に伝えて欲しい。
 『今日はどこまでやるのですか』という、問いに対して『きりの良い所まで』などという言葉は二度と使ってはならない。
 『今日はここまで皆で頑張ろう』という一言がメンバーのモチベーションを上げ、効率を上げてくれるのである。残業が続き、何時終わるか分からない作業の効率が上がるはずがないことを認識して欲しい。
 グループリーダーの皆さんが気づきを得、活躍してくれることに期待したい。
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