長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

時間があるから成し遂げられる?

 皆さんのお陰で、長女が中学の課程を修了し、今度、めでたく、高校へ進学することとなった。中学の頃はテニス部に所属し、かなりハードな練習をこなしてきたようだ。
 これから高校でもテニスをやるのかと思ったら、『やらない』とのこと。理由は大学に向けて勉強をするからという事らしい。一見、なるほど、良い心構え、と思いたいところだが、勉強は時間があるからできるものではない。
 最終的には大学へ行くことが目的ではない。大切な事は将来、社会に役立つ人間になることだと思っている。その為にはそのプロセスがとても大切だ。
 今、その成長のチャンスが目の前にある。確かに高校のスポーツクラブは練習が大変だと聞く。しかし、その環境の中で最善を尽くすことで自分の限界を伸ばすことが出来る。
 誰でも出来る環境の中では、程度の差こそあれ、誰でも出来ることしか出来ないものだ。タイトなスケジュールの中で努力するからこそ、そこに知恵が生まれ工夫をするようになる。
 この経験は社会でとても役に立つ。目の前の問題に工夫をして乗り越えるという能力を養うことが出来る。何事も時間があるから成し遂げられるものではないのだ。
 私たちの企業でも、二年前製造現場が大混乱したことがあった。前年対比、僅か10%の受注増に何も考えず、同じやり方をしたため対応できなかったのだ。しかし、今期はそれをはるかに上回る受注をこなしている。(当然、現場の皆さんの夜遅くまでの頑張りがあるからなのだが・・)
 その時の経験が現場を成長させたと考えても良いだろう。常に挑戦し、必ず成し遂げる。ナガノイズムは私たちの普遍の価値観であり、私たちは厳しい環境の中で成長してきたのである。
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