i_Phoneはビジネスを変えるか

　今日、ある番組でベンチで何やら携帯端末に見入っている選手の姿を放送していた。まさか、球場のベンチでメールのやり取りをしているのか、と一瞬思ったが、実はこの球団は選手にi_Phoneを貸与しているのである。
　そのi_Phoneで何をしているのかというと、対戦相手との以前のデーター（スコアーやどの様な球種で勝負をしたか等）が映像で記録されており、相手ピッチャーとの対決のシーンもワンタッチで呼び出すことが出来る。
　それを見ながらバッターは相手ピッチャーとの対決の作戦を練っているそうである。以前はスコアーブックを見て、相手ピッチャーの配球を予測していたそうだが、進んだものである。
　それを見ていて、私たちのビジネスにも応用できるのでは、と思った。例えば消防車両の様々な艤装のデーターをその場で調べられることによって、お客様の要望にすばやくお答えできるのではないか。また、営業は商品のデーターベースから価格や在庫の有無をその場で検索できれば、サービスのスピードアップを図ることが出来る。
　多分これまでも、この様なシステムはあったのだろうが、それを汎用の機器を使い実現できれば、コスト面でもメリットがあるのではないだろうか。
　この球団は専用のソフトを開発して使用しているという。自分達が好むと好まざるにかかわらず、世の中のスピードは大きく変化している。その変化を捉えられるか否かが明暗を分けることも事実である。