長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

お客様は私たちに何を期待して下さるのか

 戦後から高度成長期はともかく物が無かった時代である。そんな時のビジネスモデルは、お客様が持っていないもので要求される物をいかに大量に早くつくり供給するかにかかっていた。
 今の日本は豊かになり、殆どのものが手に入るようになった。ある意味ではそれぞれの家庭には昔三種の神器と言われたテレビ、洗濯機、冷蔵庫を始めとして、どうしても欲しいと思う物がとても少なくなった。
 すなわち、市場は持っていない物を消費者が買うという時代から、本当に必要なものや本当に欲しいと思うものしか買わない市場になって来たといって良いだろう。
 また、様々な製品も機能は購買動機に繋がるような差がないといって良いだろう。とすれば、お客様は何を規準に私たちを選んでくださるのだろうか。
 厳しく見れば、私たちが製造する車両と他のメーカーがつくる車両の品質に大きな差はないと思う。では、そこに購買動機があるとすれば何なのだろうか。
 それは、最前線で活動する営業のお客さまに接する姿勢が気持ちが良い、身なりが整っている、要望に素早く対応してくれる、まめに訪問してくれる、約束は必ず守る等、当たり前の事を当たり前に行ってくれる、ようはお客さまの役に立っているという実感なのではないだろうか。
 『どうせ買うなら御社から』といわれたいと思うのはきっと皆さん同じなのだと思うのである。
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