長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

九回裏ツーアウト満塁

 部分最適全体最適は常にそのバランスのせめぎ合いである。社会的利益と会社の利益はその最たるものの一つではないだろうか。私たちは社会の一員であり、社会の利益と会社の利益のどちらを優先するかという判断は言葉で言うほど簡単ではない。
 理屈で言えば、社会的利益を優先することはセオリーだ。しかし、それを優先することによってマイナスを被ったらと・・・ふと頭をよぎることがある。
 その瞬間を切り取ればその判断も正しいかも知れない。経営とはゴールがなく、永遠に変化し続けることであるとするならば、選ぶべきは社会的利益であることは間違いない。
 現在、石川県の救急の質を飛躍的に高めることが出来るICTの事業は大きな岐路に立っている。野球で言えば九回裏ツーアウト満塁の場面である。
 私たちはこの事業のバックアップを全力で行いたいと思っている。見方によっては、ご批判もあるだろうが私たちが見ているのは社会的利益そのものなのである。
 状況報告を常務から逐一受けているが、判断の一つにリスクをどうやってヘッジするかがある。小さな事に執して大きな事を成し遂げられないのは『木を見て森を見ず』である。リスクはあえて受けようと思う。それが社員の努力に報いることだ。
 諦めなければ、必ず道は開ける。弊社の関係者はこの数週間、東奔西走して来た。今、この時間も資料づくりに全力を尽くしている。その努力は必ず報われるものと確信している。逆転満塁ホームランというドラマは困難が大きいほどドラマチックである。
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