長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

私たちが求める人材とは

 『今日すごく良い番組を放送していたよ』と教えてもらったので『どんな番組だったの?』と尋ねると人材教育について3人の企業経営者が対談形式でお話をされていた様だ。
 その内容を聞くと、まさしく私たちが日頃から『こうありたい』と思っていた事だったので、嬉しくなってしまったのである。
 私たちが求める人材は、と尋ねられれば、それこそ多くの要件が挙げられるが、その内、一つだけ選ぶとすれば『本質の部分で正しい事』が出来る人材を挙げたい。
 如何に頭が良く、仕事が出来、数字を上げられる能力があろうとも、『本質の部分で正しい事』が出来なければ組織にとって、そして社会にとって大きなマイナスである。
 この人としての基本は、殆どがこれまでの生活習慣の中で培われてきている場合が多いが、それでもしっかりとした会社の風土の中であれば、その大切な部分が育つ要素はまだ残されている。
 だからこそ社員研修は大切であり、厳しく行わなくてはならない。また、加えて、その人材を受け入れる風土がとても大切なのである。
 今、教育の現場では様々な問題があるようだが、その要因の一つに社会が求めている事と教育現場の間に大きな乖離があるように思えてならない。
 教育基本法には『平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた人の育成』と書かれている。この中でも社会は非常に速いスピードで変化している為、当然教育する側も社会の変化にすばやく反応する必要がある。
 今、社会が目を向け始めているのは数字には表れない、目に見えない大切な部分である。だからこそ、定量化できない『本質の部分で正しい事』が出来る人材が重要視され始めているのである。
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