長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

人命を救う技術


 抜けるような晴天の中、石川県消防学校において第36回石川県消防救助技術訓練大会が開催された。
 消防救助技術訓練大会は人命を救うための救助技術を日夜訓練し、その成果を競い合うものである。
 各市町村消防消防本部ならびに組合消防本部から精鋭が参集し練磨した技術を競い合った。
 比較的、大きな消防本部では救助隊が専門職で配置されているが、小規模市町村では消火、救急、救助と兼務しているところが多い。
 そういう意味では、日ごろの業務を行いながらの訓練はかなり厳しいものだと思う。隊員の皆さんのご苦労に敬意を表したい。
 先日、テレビで金沢市消防局の救助隊の訓練の模様を特集していたが、その中で救助隊の森川隊長(現通信指令室勤務)が仰っておられた『先ずは自らの命を守ることが先決。自らの命を守ることができて初めて人の命を救うことができる』という言葉が胸に残った。
 今回の消防救助技術訓練は人の命を救うための技術の向上を目的としたものであろうが、その技術の土台になっているのは自らの命を守る事に他ならない事を森川隊長は教えてくれた。
 今日、会場で森川隊長と出会い、言葉を交わしたが、その眼の奥には職場は変わっても常に人命を救うための覚悟を見て取る事ができた。
 私たちも防災業を営む者として救助隊の皆さんの志に負けない高度な提案ができるようにステップアップを目指して行きたい。
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