長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

インターシュッツその2

 時差ボケのためだろうか、朝4時から目が覚めてしまう。どうしても寝つけなかったのでホテルの周りを散歩しようと思い出かける。
 旧東ドイツののどかな田園風景や、とてもかわいらしい家が立ち並び、日本での忙しい日々を思うとうその様である。
前から見た事のある人が来たのでよく見ると岩井社長だった。
 やはり、時差ボケで早くに目が覚めてしまったとの事だった。朝食を取りインターシュッツへ出発する。相変わらずアウトバーンを時速200kmで移動する。
 インターシュッツの会場まで約100kmの距離を30分ほどで移動してしまう。アウトバーンの果たすドイツ経済への役割は大きいと思う。

 会場は日本の幕張メッセとは比較にならないほど大きな会場である。会場の周りには屈強な体をしたファイヤーファイターが大勢歩いていた。
 会場ではローゼンバウアー、マギルスをはじめとした、日本でもおなじみのメーカーをはじめ、初めてみるサプライヤーも大勢出品されていた。

 特に消防自動車に関しては日本とヨーロッパのメーカーの技術力の差を感じざるを得なかった。技術は努力で追いつくことができるだろうが、思想は刺激を受けて初めて変えることができる。
 そういう意味では今回は本当に大きなショックを受けた。ヨーロッパの事情を差し引いても私たちは相当な努力をしなくては追いつくことは難しい。

 あまりにも会場が広く、歩き疲れたところに見覚えのあるブースを発見する。日本のヨネ株式会社のブースだ。ちょうど米田社長もおられ、お茶を出して頂き、しばらく休ませてもらう。
 米田社長は7回目のインターシュッツだと仰っておられた。インターシュッツにブースを出すのが夢だったこと。そしてそれが16年前にかなったことなど、お聞かせいただいた。
 私もささやかではあるが、このインターシュッツに8年後にはブースを構えたいと思った。夢は実現させるものである。その実現に向けて先ずは皆で夢を共有したいと思う。
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