長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

究極の大局感


 『最初の1日か2日は、我々は誰もが自分たちの国を指さした。3日目、4日目になると、それぞれが自分たちの大陸を指さした。そして5日目、我々の目にはたった1つの地球しか写っていなかった。』
 これはサウジアラビアで初めての宇宙飛行士スルタン・ビン・サルマン・アル=サウド氏の言葉である。
 彼はスペースシャトルの搭乗員として宇宙から地球を見た。前述の言葉は彼が宇宙で語った言葉だ。地球では自分の国家という括りでものを見てしまうが宇宙から見ればひとつの地球なのである。
 アマゾンの森林破壊も地上ではどんな状態になっているのかがよく見えない。しかし、宇宙から見るとその状況がよく見える。宇宙から地球を見れば、私たち人類や地球の生きとし生けるものは地球というひとつの惑星に守られて生きている。
 だからこそ私たちは、私たちを守ってくれる地球を守らなくてはならないという事が宇宙から見ると理解ができる。部分をだけを見ているとわからない事も大きな視点で見れば良く理解できるのである。
 宇宙からの視点は究極の大局感を私たちに与えてくれるのではないだろうか。
 日常で見れば、私たちはひとつの企業の仲間だ。私たち経営者の視点はひとつの企業を見ている事が多い。しかし、企業という枠を越え、地域の事を、日本の事を、そして地球の事を考える事が経営者に必要な大局感なのかもしれない。
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