長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

判断と決断

 辞書を引くと、判断とは『物事の真意を見極め、それについての考えを定める事』と書かれている。また、決断という文字を引くと『意志をはっきりと決定する事』と書かれている。
 両者は同じ様にも見えるが私たちはその解釈は全く異なっていると考えている。判断とは過去のデーターを基にして意志決定する事を言い、決断とは不確定要素が多くある中で、未来を予測し意志決定をする事だと解釈している。
 過去のデーターから確定要素を基に意志決定をする事はある意味でコンピューターにも出来ることだと思う。しかし、様々な不確定要素の中から未来を予測し、意志決定をする事は非常に難しく大きな緊張感を伴う。しかし、それは賭け事や博打とは全く異なる。
 ある瞬間を捉えて近視眼的に意志決定をすれば正しい事柄も、もっと大きな鳥瞰的な視点で見れば、その他の意志決定が出来る場合も多いのだ。これも判断と決断の違いと言っても良いだろう。
 決断には判断材料が乏しい中で未来を予測し、それを信じ、行動することが不可欠である。もし誤っていれば即座に決断し、素早く方向を変える事が大切だ。それは朝令暮改でもかまわないと考えている。
 過去の蓄積から判断することも正しい事だが、未来を予測し決断する事が大きな飛躍を生む可能性をより秘めていると信じたい。
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