長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

どうも理解できない

 各種団体長連絡協議会は地元の校下(校区)の各種団体の長が二ヶ月に一度参会する連絡会で横のつながりを強くすることで地域の活性化を図っている。
 今日は七月度の連絡協議会が開催され参加させて頂いた。その中で民生委員長からの報告に耳を疑い、ショックを受けた。昨日、私たちの校下に住んでおられる、独居老人がお亡くなりになられたそうだ。
 二日程前から窓が開け放たれたままで、郵便受けにも広告などが溜まったままになっていたので、声がけをしたが応答が無かったそうである。
 そこで、警察に連絡を入れて調べてみたところ、今月の26日頃に亡くなられていたそうだ。三人いる子供達に連絡をすると、『自分達には関係ない』、『体の都合が悪いから行けない』という返事だったそうである。
 この話を聞いて本当に空しくなった。自分の親が亡くなれば何をさておいても飛んでくるのが普通だ。それまでに何があったかはわからないが、自分を生んでくれた親である。そこにどの様な言い訳も通用しない。
 最後は警察官から電話を入れてもらい『自分達の親だろう』と一喝して貰ったらしぶしぶ来たそうだ。テレビの中の遠い出来事だと思っていた事がこんな身近に起こったのだから、なんとも言えない気持ちになった。
 反対に親が子どもを手にかけたり、育児を放棄し死に至らしめるニュースが毎日のように飛び込んでくる。自らのことだけを考え、『責任』という言葉の意味を全く理解していないとしか考えられない。
 私達に出来る事はなんだろうか。考え込んでしまったのである。
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