長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

白い作業服

 今日から車両事業部に白い作業服を導入した。作業服は通常汚れが目立たないように暗い色の物が多い。でも、考えて見ると汚れが目立たないから汚れたことが分かり難いのも確かである。
 私が学生の頃、本田技研工業鈴鹿製作所に実習に行かせて頂いた経験がある。その時支給された作業服は純白だった。当時は学校の作業服は汚れが目立たないようにグレーだったので、純白の作業服にとても驚いたものだ。
 今回、白い作業服を導入した目的は汚れが目立つ事によって、常に作業服を清潔に保つことである。お客様から信頼を得る為には、先ずはお客様から信頼される服装、髪型等身だしなみが大切だ。人は見かけによらないと言うが、人の心は外観に現れるものである。
 油で汚れた作業服で良い仕事は出来ない。当然作業をする以上、汚れることは仕方が無いが汚れることと、それを放置することは全く別の問題である。汚れたまま放置するということは心の中に汚くても良いという考えが潜んでいる。これが、仕事のなかで『これでも良いか・・』という妥協に繋がるのである。
 私たちの企業で生み出される消防車に妥協は許されない。『人の命を救う為に自分の命を救う人の為に』どうあるべきかを考え、高い意識をもってものづくりをして欲しい。その為には先ずは自らがものづくりの思想に恥じない姿勢で臨んで行こう。
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