長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

小さなお客様

 『おはようございま〜す』と元気な声で小さなお客さまがやって来た。今日は中能登町の小学校3年生、4年生が弊社の高柳工場に工場見学にやって来たのである。
 中能登町からの工場見学はこれで二度目だ。良く考えてみれば、消防自動車の製造工程を見学できる機会はそうは無い。現在、日本国内で消防自動車の製造メーカーは13社にとどまる。
 年間の製造台数が1,100〜1,200台程度なので、メーカー数から考えても少々過剰なのかもしれない。ただ、殆どが私たちの様に規模は小さいが地域に密着し、お客様の顔が見える範囲で堅実に仕事をされているメーカーである。
 今日は子供たちに消防車の『七不思議』(一分間で放水できる水の量は・・、まっすぐ上に水を上げると何メートルまで上がる・・等)や弊社では消防車を地域の特性に応じて専用設計している事んなどをお話した。
 皆とても興味を持って聞いてくれたと思う。工場では実際に消防車の製造現場を見てもらい、最後に完成車の運転席に乗せてあげると大喜びしていた。
 こんな経験がきっかけで将来、何時の日か消防に係る仕事を選んでくれればこんなうれしい事はない。世の中には無駄な仕事はひとつも無い。全ては何らかの存在意義を持っている。
 子供たちが将来、自ら誇りが持てる仕事を選択し、世の中に役立つ人間になって欲しいと思ったのである。
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