１％の可能性を信じる

　実現の可能性がゼロというのは物理的に不可能なことだけだと私たちは考えている。世の中に物理的に不可能な事は沢山あるが、しかし私たちが日常行っている業務や日常生活での事象に実現の可能性は低くとも、物理的に不可能なことなど殆どないものだ。
　世の中で成功する人とそうでない人は能力的には殆ど差がない。それでは何処に差があるのだろうか。その理由の代表的なものに考え方の癖がある事は以前から記しているところだ。
　実現の可能性が低くとも目指す事に大きな意義や価値があるなら、どうすれば実現できるかを真剣に考え取り組む事が大切だ。
　しかし、殆どの場合実現の可能性が低いと、もっともらしい出来ない理由を探し始め、誠に立派な理由を組み立てはじめる。
　実現の可能性が仮に１％しかなければ、どうすればそれが５％、１０％と可能性が上がるかを真剣に考え工夫すれば必ず道は開けると信じている。
　周りに困難に取り組んでいる人たちがいれば応援し、励ましてやろう。
　もし、困難に取り組む意義を理解していないのなら理解できるよう語りかけてあげよう。そして、『大丈夫、君にならできる』と励ますことが出来る人間になりたいと思うのである。