長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

金沢市長選に思う

 山出保金沢市長が来る市長選挙に6期目への出馬表明を行なった。多選高齢批判を受けている事は事実だが今回はその事には触れないでおこうと思う。
 多選高齢に論点が及んでしまうのは理解できる。また、多選は多くの弊害を生む事も理解している。しかし、問題は私たちの住む金沢をどの様なまちにするか、市長選とは金沢のグランドデザインを見直す良い機会として考える事が大切だ。
 特に長期政権になると、市長そのものの問題より、周りに問題がある事のほうが多いものだ。これは民間企業でも日常的に起こる事だ。先ずは現状認識のための情報が周りに都合の良い情報だけが報告され、都合の悪い事は報告されにくくなる。
 したがってトップは常に現場に足を運び、自らの情報収集を大切にする必要があるだろう。また、市民やお客様の視点での事業や施策ではなく、どうすればトップが喜ぶかと言う視点で物事が行なわれる可能性が高くなってくる。
 こんな時は企業や行政のグランドデザインがしっかりと策定され、それを目指した行動がなされていない事が多いものだ。
 先ずはどの様な金沢を目指すか、行動の理念とグランドデザインを描き、それを実現する為にはどの様な計画と行動が必要かを熟考しなくてはならない。
 そしてその元になるのが現状認識である。現状がどの様に成っているかを認識しない限りは正しく施策、事業を行なう事は出来ない。市民の目線に下り、枝葉を十分に認識した上で大局観で判断する事ができるリーダーを選びたいと思うのである。
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