長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

自ら責任と持つ姿勢が大切だ

 今日は日本PTA全国連絡協議会の総務委員会と評議委員会に参加するために東京へ向かった。上空は気流が悪く、久しぶりに激しく揺れ手に汗握ってしまった。
 今日の会議で携帯電話について文科省の答弁が報告されたが、それを聞いてあきれてしまった。『文科省としては携帯電話を持ってはいけないと子どもたちに言ってはいない。学校に持たせないで欲しいと言っている・・・』
 賢明な皆さんはこの言葉の意味を理解できるだろうか。監督官庁がこんな言葉遊びをしている間は日本の教育は良くなる筈が無い。
 また、携帯電話の問題をフィルタリングやメールによる誹謗中傷、架空請求等目に見える部分に議論が集中しているが、もっと大人が考えなくてはならないのは携帯電話に費やしている時間だ。
 多い子どもで一日に50〜100件ものメールをやり取りしていると聞く。仮にメールに費やす時間を延べ二時間とすれば年間700時間を使うことになる。
 これは中学生が年間学校で学ぶ事業時数の約半分に相当する。この目に見えない弊害のほうが問題が大きいと私は思う。問題点の一部分を捉えるのではなく、もっと大きな視点で問題を捉えなければ綻びを繕うような対策しか取れない。問題の原因を見極める視点が必要なのである。
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