長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

人としての付加価値を高める

 私たちはお客様に提供する製品やサービスの付加価値を向上させる事が出来るように常に努力をしている。例えば消防車の塗装は何も説明しなければどの車両も同じ赤に見えるだろう。
 しかし、私たちはさらに塗装の品質を上げ現場での視認性、耐久性を上げる為に目に見えない改良を加えてきた。視認性を上げる為に赤色が太陽光直下で輝度が高まる顔料を塗料メーカーと開発し、さらに1200時間にも及ぶ塩水噴霧試験、紫外線暴露試験をパスすることを目標とした。
 前述したように外から見れば変わらない赤色だが、そこには私たちのこだわりが込められているのである。
 そんな製品やサービス以上に大切なのが、人としての付加価値だ。人の付加価値とは非常に広義で曖昧な言い方だが、私たちが目指すものは特別な事ではなく全てに基本的な事なのである。
 社員同士がお互いに思いやり仕事をすること。相手が困っていると思えば『何か手伝いますか』と声をかけられること。例えば中途入社の社員は私たちが当たり前と思っている事が分からない。そこに心を配れる事等、特記する事でもないがこれが出来る会社にしていきたのである。
 こんな小さな事が後に人を育て企業が持続発展的に成長する礎となるのである。会社案内にも決算書にも出てこない企業の目に見えない財産のひとつである。
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