長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

昔はみんな子どもだった

 『思秋期を迎えると子ども達は何を考えているか分からない・・』という言葉を良く耳にする。確かに私もそのうちの一人だが、良く考えてみれば私たちも昔は子どもだった。
 大人と子どもの境目が肉体的な成長なのか、精神的な成長なのか、はたまたその両方なのかは良く分からないが、私たちは何時から子どもの考え方が分からなくなってしまったのだろう。
 子どもの頃、大人から頭ごなしに叱られた事がそのむかし子どもで、今大人の皆さんには経験があるはずだ。その時はたぶん子どもなりに正当な理由があった筈だ。そして、その理由を聞きもせずに大人の価値観でガミガミ言われたことに大きな反発心を抱いていた様に思うのだ。
 『何時まで寝てるの、早く起きなさい』『起きてきたらおはようと言いなさい』『早くご飯を食べなさい』『宿題はどうしたの、また宿題してないの』『お友達が玄関で待っているじゃないの早くしなさい』『また、テレビを見てる、勉強しなさい』『お姉ちゃんはしっかり勉強したのに、あなたはまったく駄目ね』『もう、知りません、勝手にしなさい』こんな言葉を機関銃のように子ども達に撃ち込んでいないだろうか。そして、殆ど子どもと正対せずに何か忙しそうに仕事をしながら片手間に叫んでいないだろうか。
 たぶん子ども達は防衛本能から右から左へ言葉を聞き流している。だから心に響かないのだと私は思う。子どもと正対し、子どもの目を見て伝えたいことを短く、しっかりと伝えれば必ず子供たちの心に言葉は響くはずだ。
 『大丈夫、がんばれば必ずできる』『ちょっと足りなかったけど、次はがんばろう』『良くできたね』『できると信じてるよ』プラスの言葉を投げかけてあげよう。子ども達は必ず答えてくれるはずだ。
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