朝礼の改革をせよ

　朝礼には様々な機能があるが私たちが目的としている事のひとつに、現場に隠れているハザードをいち早く察知し、その対策を講じる事が上げられる。
　その目的を理解していれば朝礼に何を行うかは明白だと思う。しかし、現在求める機能が果たされておらずその結果様々なトラブルが目に付く。
　今日は定例の工場の朝礼に参加する為に高柳工場に向かった。何時もなら朝礼前に行われる班長朝礼には自主性を尊重する為、極力参加しないようにしていたが最近トラブルが目に付く為、今日は朝礼に参加することにした。
　話されている内容は本日の予定（今日は〜をします）だけであり、工程の進捗状況、工程上の問題点（何が発生し、何が問題か、そしてその対処法は・・）そして、問題点が全体にどう影響するのか、その為に何をするのか等の視点が全く欠落している。
　これだけの事を報告する為には、班長は自らのグループの問題点や工程を把握しまとめておく必要がある。それが『見る』から『視る』への視点を持つことになるのだ。
　マネージャは朝礼のあり方をもう一度見直し、早急に朝礼の改革を行って欲しい。それが最終的にお客様に喜んで頂ける車両づくりにつながるのである。