それはお客様の利益になるのか

　私たちの行動原則は『それはお客様の利益になるのか』である。私たちの仕事の原理原則は最終的に私たちの行動がお客様の利益に成るか否かで価値判断されなくてはならない。
　企業理念にこの言葉を見かける事も少なくないが、これが社員全員に浸透しているかは別の問題だ。私たちは往々にして価値判断や行動に間違いをおこす事があるものだ。
　『それには私たちは絡めるのですか、儲かるならやります・・』儲かるならやるのではなく、お客様の利益になるなら、お客様に喜んで頂けるのならやるという価値判断が正しいと私たちは考えている。
　確かに前者は一時の利益にはなるだろう。しかし、お客様の利益を優先して初めてお客様からの信頼と息の長い利益をもたらすのである。
　その提案は本当にお客様の利益を考えて提案したのだろうか。今一度考えてみて頂きたいのだ。考え続ければ必ず答えは出る。そして、その答えは殆どの場合、人からもたらされるのである。
　正しい事を正しく行い、自己の利益を優先せず、お客様の利益を真っ先に考える。そこに信頼という目に見えない資産が積みあがるのである。