長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

キノコ祭りと入魂式

 朝目覚め、外を見ると雨は降っていない様だ。太平洋側に大雨をもたらした台風14号の影響は石川県には無かったようだ。
 今日は入魂式に列席する為に珠洲市に向かった。同じ日にお隣の輪島市でと入魂式が重なったので輪島市は相談役にお願いした。最近、入魂式行わない自治体も増えてきたようだが消防車に魂を入れるという神事は日本の文化である。宗教に係るという事よりも日本の文化としての入魂式をこれからも大切に伝えて行って欲しいと思う。

 入魂式の後、神社の境内で初放水が行われた。それぞれの地域によってはだか放水等様々な形態があるが、珠洲市は最近では珍しくなった厚手の刺し子を伝統的に使っている。
 今ではアラミド繊維を使った耐火服が普及したが、昔は刺し子に水をたっぷりと含ませて分団員は火に立ち向かった。この珠洲の分団員にはまだその流れを汲んでいる。
 ボランティア消防と言う方々もいらっしゃるが、義勇消防と言った方が正しいと思う。
 式の後、珠洲市役所の前でキノコ祭りが行われていた。今年はキノコの当たり年である。シバタケの澄まし汁やキノコのてんぷら等キノコずくしの食べ物が沢山売られていた。
 シバタケの澄まし汁を頂いたがこれが絶品だった。古いものがまだまだ残っている奥能登は私たちに残すべきものが何かを教えてくれるのである。
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