長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

動物的直観

 私はどちらかと言えば緻密に先を読んで行動するタイプではない。特に機会に関しては殆どが直感で動いていると言った方が正しい。
 特にあれこれ考えるより、行動しながら見極めている事の方が多い。経営者には様々なタイプがあるが全てにおいてバランスが取れている方は少ないのではないだろうか。
 何故、自分自身直感的に動くのかは良く分からないが、良く考えてみると瞬間的に着地点をイメージしているのかもしれない。だから『これ面白い、直ぐにやろう』となるのではないだろうか。
 この場合、機会を逃し難いというメリットはあるが失敗も多いものだ。特に行動しながら見極めると、周りを巻き込んでいく事が多い為、途中で実行しないという判断を下す場合に巻き込んだ周りに迷惑をかける事が少なくない。
 したがって、片腕の役員は性格が正反対な方がよいのだ。私が直感で動くなら、緻密に考えられるリスクを読みとり、整理して問題に対応する方法まで考えるタイプが良い。
 二人とも同じタイプで場合はある意味で注意しなくては危険だ。暴走するか、無いしはスピードが鈍る事になりかねない。そういう意味では社員の皆さんも様々なタイプが混在する企業でありたいと思う。
 一様な木々を植えられた山は雨などの災害に弱いが、雑木林は非常に強い。企業の場合は様々な視点でものを見ることで幅が広がるが、それを機能させる為にはどの様な意見も良く聞き、答えを出す社風が必要なのである。
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